新型コロナ、明かりは見え始めたか

気がつくと、ここ何回かのエントリーはコロナ関連ばかり。他の話題も探そうとは思うのだが、やはりコロナが生活に及ぼす影響が大きいので仕方ないのかもしれない。

2021年1月、ポルトガルでの新型コロナ感染者数はピークに達し、世界でも最悪のレベルになり、新型コロナの患者を乗せた救急車が病院の外に長蛇の列を作る様が、繰り返し報道された。状況の急激な悪化を受けて1月半ばには日常生活に不可欠でないと判断された店とレストランやカフェやバーの休業、スーパーなど日常生活に不可欠な店の営業時間短縮と店内の客数制限、休校、市の境界線を超える移動と夜間外出の禁止など、罰金刑のつく厳しいロックダウンが慌ただしく導入された。

クリスマス休暇で規制緩和を適用したせいで感染が急激に広がったと思われる。3月に入って感染者数は減少傾向に転換したが、例年ならばクリスマスよりも賑やかで盛大なイースター休暇(今年は4月4日の週)での規制緩和は見送られた。イースターの週末は、里帰りをした人をちらほらと見かけはしたものの、全体的に誰もが息を潜めて時間が過ぎるのを待っているようだった。

悪化する新型コロナの感染状況

前回、新型コロナの感染状況を更新してから約一ヶ月。状況は悪化の一方と辿っています。

一週間ほど前には、本土ポルトガルで治療する余裕のない患者を島嶼部マデイラとアソーレスの病院が受け入れる準備ができたと発表。さらに、ドイツとオーストリアが患者の搬送を受け入れると表明。2月3日には、ドイツからドイツ軍医療部隊隊員26人が医療器具持参でポルトガルに到着(日本の深部でも2月4日付で報道。https://www.tokyo-np.co.jp/article/83996?rct=world、東京新聞)。少し前までは緊急状況にあった隣国スペインも、ポルトガルからの患者受け入れを表明した。さらに、外国籍の医療従事者を一年間の期限付きで招待しようという動きもあるようだ。

BBCウエブニュースのリンクはこちらhttps://www.bbc.com/news/world-europe-55902317

新型コロナの状況

12月に入ってから、私たちの住む村でコロナのクラスターが発生した。情報通のローザによると、12月初めに村人が家族・親族30人ほどで洗礼式を祝う会を催したのだという。リスボンからやってきた親族の一人がコロナに感染していたせいで、20数人がコロナ陽性に。入院した人がいたのかは知らないが、全員が少なくとも自宅での隔離となったという。

12月末になって、一緒にヨガをやっている友人の大学生の息子がコロナの陽性となり、家族全員が自宅隔離に。その後、友人とその娘も陽性になった。息子は1月初旬の現在、すでに回復しているという。友人は高熱の症状が出ているという。

私たちの住んでいる集落は今のところ大丈夫そうだ。コロナがなくても、集落から出かける用事のある人はあまりいない。定期的に出かけるのは私たちや仕事を持っている数人のみ。買い物やヨガなど集落から出ることが多い私たちが十分に気をつければ、大丈夫であることを願いたい。

この村では1人がコロナで、2人が検査をしなかったので確信はできないが多分コロナで亡くなった。

ちなみに、8日から市の境界線を越える移動は夜23時から翌朝5時まで禁止。週末の土日は午後13時以降の外出が禁止される。

クリスマス、年末年始

毎年、隣のアリスの家に集まってクリスマスを祝った。アリス、娘のエレナ、その息子家族と息子の妻の両親、そして私たち。もう、そんなクリスマスの宴は行われない。アリスのいない家は暗く、村人が集まった彼女のキッチンは冷え切ったままだ。

それでも、クリスマスを家族と過ごすことができるようにするために、移動規制は緩和された。私たちが住む地域ではコロナの感染者数が低く、3段階評価で一番下、元々、移動規制はされていなかった。クリスマス当日は同じ地域に住む友人と、感染者数が高く通常ならば移動が規制されている地域に住む友人、いつも集まる6人で英国風ベジテリアンのクリスマス料理を楽しんだ。

アルガルベの小旅行 その六(最終回)

ヴィラ・レアルとキャンプ場

塩田などを見学してから今度は内陸へ。この日、私たちはキャンプを考えていた。良さそうなキャンプ場があれば、そこに泊まってもいいし、なければ適当なところでテントを設置するつもりだった。

この日、塩田の散歩も、偶然見つけた穴場レストランでのランチもよかったけれど、ハイライトはキャンプだった。

キャンプができそうな場所を探して、随分とドライブした。だが、どこまでいっても農場や牧場は道路から柵で隔たれて、適当な場所がどうしても見つからない。キャンプ場も見当たらない。段々と暗くなってくる。最悪、町のペンションかホステルに行こうと話し始めていた。地図をもう一度、確かめると向かっていく先にダム湖が幾つかある。そこまで行けば、絶対どこかにキャンプができそうな湖畔があるはず。希望をつないでダム湖を目指した。

何と、「キャンプ場」の看板が。営業していないかもしれない、とは思ったが、そのキャンプ場に向かった。

ゲートは空いていた。職員らしき3人がプールの側のテーブルでビールを飲んでいた。その頃にはもうすでに周りは薄暗く、トワイライト・ゾーン。

ゲートを入って車を停める。他には誰もいない。...これは営業していない???

アルガルベの小旅行 その五

途中、漁港に寄って魚市場を見学してからタビラへ。

Tavira(タビラ)

タビラの海岸がきれいだとは、もう何年も前から聞いていた。フェリーで砂州のようなタビラ島に渡る。真っ白な砂、透き通った青い海。但しここはまだ大西洋。水は冷たい。膝まで水に浸かって退散...。海岸は貸切状態とは言わないが、ほぼ人はいない。レストランもバーも、開いている店は数えるほどしかない。

Villa Real de Santo Antonio(ヴィラ・レアル・デ・サント・アントニオ)

ここはスペインとの国境の街。ファロからの列車はここで終着となる。ここの名物は昔ながら方法で塩田で乾燥させて作る塩(他にも名物はたくさんあると思うけれど)。名前は忘れたが、有名なシェフが世界で一番美味しい塩だ、と言ったとか言わなかったとか。ここで一泊して翌日、塩田を見学に行った。

 

写真は上から

立ち寄った漁港

タビラの海岸

途中で立ち寄った可愛らしい集落。砦がある。

集落の全景

アルガルベの小旅行 その四

Ponta de SagresからはLagos、Portimao、Albufeiraは飛ばしてファロへ。細かく見ればそれぞれに面白い見所はあるのだろうが、今回は5泊6日。全て見る時間はない。ファロはアルガルベ県の主都。ここから、海岸線に沿ってスペイン国境まで鉄道も走っている。

 

Faro (ファロ)

ファロは過去に、一度だけ通過したことがある。バスターミナルで乗り換えただけで、街には出ていない。スペインのセビリアやグラナダに向かうことで頭がいっぱいで、当時はマイナーだったファロに興味を持つこともなかった。20年以上前の話だ。だから、ファロが20年でどれほど変貌したのかはわからない。

驚いたのは街の中心地と空港との距離だ。マリーナを隔ててほんの1キロもないのではないのだろうか。ファロ滞在中に、飛んでいる飛行機は見なかった。地上で何機も待機している飛行機が見えた。

市内も人出はあるものの、店もレストランも閉店中のものが多い。中心部で2軒だけ、開いていたレストランは誰もがここに来るのだろう、一応、客席の距離はとってあるものの、まあまあの混み具合だった。

アルガルベの小旅行 その三

朝食を終えて、出発。今日は南に下り、最南西の岬を経て西に進路をとる。まず最初に訪れたのはサーファーの街、アリファナだ。

 

Arrifana(アリファナ)

町は崖の上、白い砂浜は崖の下。アリファナに着く頃には雲は消えていた。明るい日差しを反射させる青い海と白い砂が眩しい。10月になって気温はそんなに高くはないのだが、ウエットスーツをきたサーファーで賑わっている。砂浜からは岩に隠れて見えないが、小さな漁港もある。引き潮の時は砂浜から岩場を伝って歩いて行くことができる。漁港では、

もう昼近いのに漁船が出たり入ったり。 活気がある。入港した船から荷を降ろしている漁師がタコが入ったバケツを見せてくれた。

 

Cabo de Sao Vicente(サン・ヴィセント岬)

Ponta de Sagres(ポンタ・デ・サグレス)

ここがポルトガルの最南西。だが、私にはあまり印象が残っていない。確かに地の果てのような感じはするのだが...。次に訪れたPonta de Sagres(ポンタ・デ・サグレス)も印象が薄い。青い海と崖を見慣れてしまったせいだろうか。どちらも、観光客はパラパラと見かけた。

 

写真は上から

アルガルベ小旅行 その二

Zambujeira do Mar(ザンブジェイラ・ド・マール)

第一日目の宿泊地。ここはサーファーの町。サーファーが経営するHakuna Matata Hostelに宿泊。今晩の客は私たち以外にもう一組のみ。オーナーの兄(もしくは弟)が経営するバーが今日で閉店するというので、浜辺を見おろすそのバーに直行。大西洋に沈む夕日が空を真っ赤に染めていた。

翌朝、起きると、外は曇り空。チェックアウトまでにはまだ時間があるので、散歩に出る。前日とはぜんぜん違う表情を海は見せてくれた。

 

写真は上から

大西洋を背に、バーでのひと時を楽しむ人々

大西洋に沈む夕日

Zambujeiraの全貌

丘を越えた反対側にある海岸

アルガルベの小旅行 その一

ポルトガルは今でも、ヨーロッパ北部と比べて物価が安い。アルガルベ県はポルトガルの最南端に位置し、温暖な気候と美しい海岸線が人気で、観光シーズンは観光客で溢れかえる。 砂漠の島、なんていうロマンティックな名前の島もある。北ヨーロッパの人にとって、 一年中太陽が燦々と輝くポルトガルは憧れの地。 退職後の年金暮らしでも、自国では手が届かないような広い庭にプールもついた「豪邸」暮らしもここならば夢ではない。

負の面もある。アルガルベはどこに行っても観光化が激しく、ポルトガルの素顔は見られないと聞いていた。ポルトガル語を一言も話さなくても英語だけで生活でき、英国と同じようなパブやフィッシュ・アンド・チップスの店があちこちにある。 物価の安い国で安い酒を思う存分飲んでただ騒ぐことだけを目的に来る不埒な奴らも多い。

旅の恥はかき捨て的な観光客を見るためにわざわざアルガルベまで行きたくはない、と移住して15年間、一度も足を踏み入れたことがなかった。だが、コロナの影響で観光客がぱったりと途絶えた。

今こそチャンス、と9月初めに一週間の旅行を計画した。が、その時期、期待していた雨が降らず、空気は乾燥し、森林火災があちこちで発生していた。この時期に家を離れるのはやはり心配だということで、一ヶ月延期して10月初めに一週間の旅に出た。

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