ポルトガル便り 1

皆さん、お元気ですか? ポルトガルに来て一ヶ月やっと少し落ち着きました。ポルトガルは気候がいいから(だけではないけど)と思って移住を決めたのに、今年は40年ぶりの寒波だとかで、2月一杯、毎日霜が降りるような寒さ。東京の方がよっぽど暖かかった。何で今年に限って...。

住み始めると同じ村のポルトガル人だけではなく、ポルトガルに住み着いた外国人とも知り合いになります。去年初めてタブア辺りに来た時よりは、かなり人数も増えたような感じがするのですが、まだあまり見かけません。特に東洋人は少ないので、私は地元ポルトガル人の子ども達から異星人を見るような目で見つめられます。

さて、最初に家を建て直すことから始めなければならないのですが、建築許可がまだ降りないだけではなく、建築業者も決まっていないために、家そのものはまだ、まったく手つかず。雷集中には何とか数人の建築業者に会って、見積もりを取ってどの建築業者を使うのか、決めたいと思っています。

現在は村から2キロほど離れたタブアという街にアパートを借りて住んでいます。まあ日本でいう「高級」マンションなのだろうけれども、作りはまあまあ。いろいろと問題がありました。

ポルトガル人は時間を気にしないから、何でも時間がかかる、と何度も聞かされてきました。これって、ポルトガル人はそういうものなのだ、と全面的に受け入れるべき? それとも、いや、私には私の限界というものがある、とある程度以上は我慢せずに強く主張すべき? 私はやはり、ある程度以上は我慢できない。

ポルトガルに今回来る数ヶ月前から借りるアパートの家主には2月に入ったらアパートを借りたいと思っているとメールを出してOKを取り付けていたのに、いざ来てみたら水道、ガス、電気がどれもつながっていない(!)ということが判明。購入後5年間、これまで誰も住んだことがないという状態。電気やガスがなくても、水さえあれば何とかなるのだろうけれども、水道メーターがついていないのではお手上げ。

一方でこれから建て直す家の方は、去年9月に来たときに一応布団や羽毛の掛け布団などを持ってきていたので取りあえず、泊まることはできる。水も井戸があるし、電気も前の持ち主(アパートの家主と同じ人)がまだ切っていなかったので、電気も使える。ということで、アパートに水道メーターが着いて水が使えるようになるまでは家で暮らすことになりました。

家で暮らす、とは言っても、暖房器具があるわけではなく、使えるのは2階の居間と寝室だけ。取りあえずは羽布団があるのでベッド中は寒くないけれど、暖房器具がないので夜は寒くて仕方がない。ガスボンベで使うガスコンロを購入してお湯を沸かしたり簡単な調理はできるようになったけど、シャワーもない。朝起きると、霜で一面真っ白だし、入口のドアも上部が開いているので(スチール製のドアでガラスが入っているわけではない)風が強いと2階まで吹き上げてくるし、それでなくともドアの立て付けが悪いのですきま風があちこちから入ってくるような状態で、最初の数日間は夜も8時頃になると寒くて寒くて歯の根もあわず、9時頃にはとにかくベッドに入って暖まろうという感じでした。朝も、早く目が覚めても寒くてベッドから出られず、十分に太陽が上がる頃までベッドに入っているという状態。そして震えながら服を着て、車でタブアの行きつけのカフェに行って(店の中は暖かい)、暖かくなるまでコーヒーを飲みながら粘る。