August 2022

セーラ・ダ・エストレラその後

セーラ・ダ・エストレラの大規模森林火災は8月13日に鎮火され、そのまま収束に向かうかと思ったのだが、15日に再燃。18日まで、28,1212ヘクタールを燃やして18日に鎮火された。セーラ・ダ・エストレラ自然公園は総面積の25パーセントに当たる22,065ヘクタールを消失。深刻な被害から回復するまでにはこれから50年はかかると言われている。

この地域では放牧が盛んなのだが、放牧地が焼失してしまったせいで家畜の餌をどうしたらよいのか、地元の農家は途方に暮れている。

温暖化の影響で、これからポルトガルでは森林火災はこれまでの3倍に増えるだろうという試算も出ている。2005年に移住したが、その当時から比べても既に3倍くらいは森林火災の発生率は増加したような実感がある。

8月20日から数日間は熱波が再来する。干ばつと森林火災。生活の仕方を真剣に再検討しなければならない。

 

参考までに、ポルトガルのニュースサイトRTPのリンク。

セーラ・ダ・エストレラの大火災

八月六日から1週間燃え続けたセーラ・ダ・エストレラの森林火災がやっと鎮火した。セーラ・ダ・エストレラはポルトガル大陸部の最高峰1,993メートルのトーレを頂点に、広大な自然保護区域を抱えている。

六日の早朝三時過ぎにコビリャーで出火して以来、五つの自治体をまたいで燃え続け、自然保護区の10パーセントを超える17,000ヘクタールが焼失した。気温は47度を記録した一時期の猛暑に比べれば10度程度は低いがそれでも30度台後半。地形が複雑で接近しにくく、風向きがコロコロと変わり、消化作業は困難を極めた。連日、1,500人に上る消防隊員、500台近くの消防車、空中消火の飛行機とヘリコプターが投入された。

その間、他に森林火災がなかったわけではない。セーラ・ダ・エストレラの森林火災から西に約50キロで発生した森林火災は24時間程度で消火されたものの、移動速度が速く、民家や農地等に被害が及んだ。

報道はどうしても人間中心になってしまうが、森林を住処とする野生動物の被害はどのくらいになるのだろうか。山火事を生き延びたとしても、これから暮らしていく森はもうないし、移住の世話をしてくれる者はいない。

ポルトガルのニュースサイトのリンク

猛暑第三波 2022

今回の猛暑は、7月29日から31日までのほんの3日間で最高気温も41度。前回2回と比べると、日数的にはプチ猛暑。8月3日現在で、気温は前回(2度目)の猛暑と比べると10度は低い。6月半ばの35度から40度の猛暑も、今考えるとそんなに暑くなかったかもと思えてくる。最も、この時はまだ暑さに体が慣れていなかったから辛かった。これから10日間くらいは最高気温35度前後で推移する予報。一息つける。

それでも、渇水はかなり重篤。井戸にはもう殆ど、水が流れ込んでこなくなった。プラスティックの1トンタンク5個に貯めてある水がなくなったら、隣人から分けてもらうしかない。森林火災を考えると、タンクの水を空にするわけにもいかない。

ウチは生活水には水道水を使っているから、今のところは問題はない。8月5日現在、フランスでは100を超える自治体で飲料水の供給が出来なくなったと言う。ドイツではライン川の水位が下がって、船舶の航行に障害が出ている。数日で航行が不可能になるだろうと予想されている。

東京新聞の記事:https://www.tokyo-np.co.jp/article/194387?rct=world