January 2022

ポルトガル総選挙 与党、予想外の圧勝

1月30日の総選挙で、与党議席の大幅減という事前の予想を覆して与党社会党が圧勝。史上2度目の与党過半数政権となった。 社会党の議席は230議席中108議席だったが、117議席を獲得した。

アントニオ・コスタ首相は勝利宣言で「絶対多数は絶対権力や一党政治を意味しない。担う責任がさらに重くなるということであり、全てのポルトガル人と共に、ポルトガル人のための政治を行う」と語った。

ポルトガルの極右政党シェーガは前回1議席から今回12議席を獲得して躍進した。極右や大衆烏合主義に足がかりを与えてしまった格好だ。シェーガは反ロマ人や反移民、反社会保障など排他的・弱肉強食を政策に掲げ、特にここ2年のコロナ禍で生活が苦しくなった人々の心を掴んだと思われる。目の前の生活が苦しくなれば、弱者を標的にして憂さを晴らそうとする人が出てくる。極右は人々の苦境を好餌として派生する、憎悪や鬱屈を糧として成長する。

元旦の散策

こんなに天候に恵まれた年末年始は、ポルトガルに移住して初めてである。11月に一時期、ぐっと気温が下がって霜が降りる日が数日続いたが、以来、平均15度程度、最高気温が22度という暖かい日が連日続いている。特に12月31日から1月3日にかけては、日が陰ると気温は下がるものの、日中は晴天で暖かく、それこそ4月上旬のような陽気だった。

大晦日には友人宅で新年を迎え、翌元旦には他の友人たちと近郊を散策した。散策といっても、起伏がある林の散策道を小川まで降りては尾根まで登って、さらに反対側の小川まで降りて...という6時間の道のり。午前中に谷間で落ち合って歩き始めた時は肌寒く感じたが、歩き始めて陽光が谷間まで差し込んでくると、すぐに汗ばむ陽気に。重ね着していたフリースやマフラーはあっという間にバックパックに収まった。Tシャツ一枚の友人も。木々の間から流れ出る滝も小川を流れる水の音も、飛沫さえも陽光に包まれると暖かく見えてくる。

途中、通った村のカフェで一休み、さらに村を見下ろす崖の上でピクニックのお昼ご飯。奇岩の間を抜けて、林道に戻り、出発地点まで戻ってきた。

私たちにとっては信じられないほどの好天であったが、気候変動を考えると心配になってくる。地球にとってはこの時期のこの天気は好天とはいえないのだろう。

輸送距離ゼロのクリスマス・ディナー2021

さて、今年のクリスマスはどうしようか。直前まで誰と、どこで、どう過ごすのか決まらなかった。コロナ禍下のクリスマスも、今年で2回目である。

直前の20日に、友人のトムとリンからテーマを決めてクリスマス・ディナーをやらないかとメールが入った。選択肢は二つ。まずは干し鱈の料理など、伝統的なポルトガルのクリスマス・ディナー。二つ目は地産の材料を使った創作クリスマス・ディナー。ちょっと離れているところに住んでいるエティも含めて何回かのメールのやり取りの末、輸送距離ゼロのクリスマス・ディナーに挑戦することに決まった。

材料はほぼ全て、自分たちの農園や庭から収穫された野菜や果物。但し、塩やスパイスは輸入品だ。輸送距離が一番長かったのは、29キロ離れた村からやってくるエティだったかも!

それでは早速メニューをご紹介しよう。

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2021年12月25日 クリスマス・ディナー メニュー

めざせ! 輸送距離ゼロ

 

前菜

イラクサのスープ(私たち)

じゃがいも、いらくさ、ハコベ、パセリ、玉ねぎ、塩、胡椒

 

玉ねぎ:地元農家から購入(2キロ)

塩:ポルトガルの大西洋沿岸の塩田(70キロ)

長い秋

11月の半ばに霜が降りてぐっと冷え込んで以来、気温は持ち直し、今年は寒くなるのではないかと覚悟をしていたのだが、肩透かしを食らった格好になった。今までのところ、霜が降りる様子もない。

紅葉がこんなに綺麗に、数ヶ月も楽しめるなんて初めてかもしれない。12月半ばに撮った紅葉の写真と、同じく半ばに撮った満月の写真をお見せしたいと思います。